ジョージ ハリスン『リヴィング イン ザ マテリアル ワールド』

ジョージ ハリスン没後十年 マーティン スコセッシ監督から届けられたドキュメント。
ビートルズからの側面よりも、彼の友人らによってジョージが浮き彫りにされる。

音楽や先進的な活動は語り尽くされているが、そもそもどれも友人の為に一肌脱ぐというのが発端である。
バングラデシュコンサートやモンティパイソンも個人的なことからはじまっている。評価は他人が下すものであるが、自ら生かされているのは家族や友人がいるからこそ。単純明快さと愛で溢れている。
その姿勢が、トラベリングウィルベリーズ結成に繋がるのだから人徳である。

ジョージの精神が極端な二面性として現れるのを友のだれもが証言しているのが 印象的であった。


ジョンはジョージをどのように眺めていたのかはわからないままであった。