男子のココロ鷲掴み〜めしばな刑事タチバナ!
彼岸花の鮮やかな花びらは落ち、オレンジの星屑が舞う。また一段階 秋が深まりましたね。空気が乾き 爽やかです。
なんとなくジャケ買いした漫画です。
B級 グルメ漫画で 蘊蓄を語るための設定が刑事さんなのです。
例えば 牛丼を語れば吉野家 松屋 すきや と代表的なところを比較しながら、進行してゆきます。
あるある〜と共感したり、くだらない所をこだわっていて吹き出す一幕もあります。
一つを強引に説明するのではなく それぞれの立場を尊重しての紹介がうまく 話に溶け込みます。
孤独のグルメでは実際のお店が登場し 親近感を覚えて、更にゴローさんのキャラの意外性が作品の深みや味わいに繋がりましたよね。
例えば 新幹線の中で臭いを気にせずシウマイ弁当を食べて 隣り合わせた方の迷惑すら無関心であったり、または 中華料理店でバイトしている留学生を庇ったり・・・
ゴローさんの人となりが伝わりますよね。
深夜食堂においては、マスターを慕って訪れる客たちには、全身全霊で提供するさまは愛情溢れますよね!
そして このタチバナ刑事も好きなもを讃える、一般的には大分ずれているかもしれない愛情があるのです。
身近なモチーフだけに、親しみ度合いは強い。