気がつけばニヤニヤ顔が緩む@梅佳代展初台オペラシティギャラリー

陽射しまぶしく 半袖もいれば薄い羽織っている方もおります。まだまだ日中との気温差があります。

例によって 不意にやってくる休み。

思い立ったら吉日!
シャワーを浴び身支度。


新宿は初台での梅佳代さんの写真展へゴー!
総武線秋葉原をすぎた辺りからすっかり車内はガラガラ。
新宿に着くもまだ午前9時。


久々のオノボリさんのワタクシ。喉が渇いてなくても渇いていても給水いたします。

新宿東口改札から程近い ベルク。


ミルクスタンドのように気安で気楽。しかも煩わしさや言い訳がましさがありません。どんな人々でも飲み込む懐深い安堵感があります。
通りすがりの止まり木として、こんな相応しいところはありません。


メニューがなかなかきめられない女子がカウンターでもじもじしています。

普段は友達や彼に任せきりだったり、便乗注文だったり つまり一人で過ごすのに慣れていないようです。


彼女の前は留学生か旅行の方でしょうか コーヒーのアイスかホットを伝えるのに身振り手振りでようやく伝えておりました。


どんなに並ぼうと ベルクにやってくるお客さんは気長に待っています。

そして そんな気長なお客さんも、もじもじしているお客さんも
ずっと見守ってきたカウンターの店員の方々。


朝の見慣れたはずの光景も私にとっては食事を提供される前のベルク劇場を楽しみにしています。


壁際に陣取り、生ビールをごくり。

次の隠れた楽しみは、周囲のお客さんをチラ見することです。


モーニングにコーヒー はたまたビール。年齢も性別も様々。


右隣りのお兄さんは、店頭でお弁当を求め店内で食べているし、左隣りのお兄さんは、卵かけごはんとビールの組み合わせ!


ベルクにいるひとはベルクで過ごす時間の心地好さを知っているから、みんなの楽しいベルク劇場を共有しているかのようです。


10時に初台にゆけばよかろうとひとやすみしたのに、オペラシティにつけば開場は11時。
どうりでまだ閑散としております。

これ幸い。

中庭の吹き抜けの石畳に腰をおろしました。
物陰になろうかと思うところをみつけます。

コンビニでウーロンハイなど揃えオレサマカフェを気取ります。


石畳は冷たいけど 湿気のないさわやかな空気。

11時まで ゆ〜っくり ゆ〜っくり。


いざ開場!

口開けのお客さんは、女の子のお客さんが多い。

クスっと 笑うひと 指さしながら頷くひと。
み〜んな ん ん あるある〜なんて顔してみています。

一通りみてから もう一度みたいものを遡ってみたり。

作品の楽しさが顔に反映しています。

思わずニヤついしまいその恥ずかしさに我にかえる。。。なんてことが、いつの間にか気にならなくなるくらい皆んな笑みがこぼれています。


最初は横に一定の間隔で展示されている作品がどんどん縦横無尽に展開され天井も床も総動員で梅佳代ワールドが降りかかってきます。


それは 自分がどんな顔しているか気にならなくなるのと比例していました。


たんなる おバカな作品が次第に 梅佳代さんと被写体とのコミュニケーションの仕方あるいは よくもまぁ こんな瞬間を切り取れるなぁと 感心するのと 同時に 緊張感を解いたゆる〜い安堵感が作品から漂いはじめています。


これなんだよな〜梅佳代さんの魅力は。









初台から根津へ。

小関祥子@やぶさいそうすけ

赤札堂の交差点。言問通りの坂道を芸大方面に少し登ったところに、古い木造家屋のギャラリー『やぶさいそうすけ』があります。ガタピシ感。


三和士の土間。外は陽射しが強いのに 落ち着いた雰囲気から涼しさを感じる。

小関さんの『かみもの つかうもの』の作品。例えば カードやハガキなどにイラストが印刷している。ほのぼのかわいいモチーフ。



小関さんがイラストを手掛けた冊子とカードを求めました!

お天気に恵まれた根津。つつじ祭やら一箱古本市やら名物企画が目白押し。

世の中の賑わいとは裏腹に、しげしげと帰宅するのでした・・・

ジワッと自信と力強さ

西高東低の冬型気圧配置が緩み、気圧の変動が天気の変化をうみだします。夜明けも早まり 日没ものび、丸くなりがちな背中もスクッとします。

先日 強風につき 仕事が中止。 継続作業もこれじゃあかん ということで しばしの休息!

すぐ渡せるように友人への贈り物の段取りとお見舞い品など まとめて準備しておくべきと都内へ。

贈る二人を想像しながら、回復状況を想像しながら それぞれを加味しながら選ぶのですが 無意識に自分が欲しいものだったりして。。。




『LaCollinaラコリーナ

2月の下旬に発行されたという 近江の和菓子屋『たねや』さんのフリーペーパーが気になっていました。
丹治史彦さんの肝煎り?でまとめられた冊子。

たねやさんは 関東にも支店が程よくあり、各店舗でも絶賛配布中とのこと。


なんとも 編集に関わった方々が豪華なんです。

編集>丹治史彦
デザイン>関 宙明
絵>波多野光
文>千葉 望
写真>川内倫子
写真>大沼ショージ

ね! フンフンってなるでしょ!



豪華さといったら 北九州市の『雲のうえ』と肩を並べるようなかんじです。
(初期の合本を改めてパラパラと う〜一号が大竹聡さんの角打ちだしな〜)


お〜 ラコリーナから話がずれてしまった。

まず 表紙は倫子さん!正方形の倫子ブルーが冴え渡りますね!
文章は、NHKラジオのらじびた で馴染みのあった 千葉 望さん。
40ページからなる充実感!!


その後、食器の贈り物として和モノ洋モノと気になる店舗をまわり結局、イッタラカップを選びました。

お見舞い品は、手軽に召し上がれるものを選びました。


荷物も多いけど たまのお上りさんだけに、帰り際に立石へ!

あんちゃんサイドに並ぶも、案内されたのはソウさんの奥席。

中越しのイシさん発見!ソウさんの計らいで 立石の重鎮 イシさんのお隣りへ!


しばらくぶりにお会いしたので、共通の知人や近況報告。

サクッと呑んで お互い宇ちだで別れます。










コップのフチ子さん』

家と仕事のループな最近。忙しい毎日ながら最寄りのスーパーの買い物が僅かなる変化をもたらしています。
何店舗か交互に利用しています。刺激がない生活って思うかもしれませんが、これはこれで充実しているような気がしています。

身も実もないような会話。またかよって思うような会話。例えば天気の話や 会計のたびに繰り返されるポイントカードの勧誘の言葉が、かえって感情や意志を介さないから余計に 僅かなトーンの変化や顔の表情で 知り合いでもないのに 馴染みのように調子を伺っているような気さえなっています。


無駄遣いができない生活のなか、スーパーの片隅にあるガチャポンに 『コップのフチ子さん』を発見。小銭のお釣りがある時にやります。百円玉二枚のお楽しみ!!


大人買いはできないから、たま〜の楽しみです。
昔のガチャポンからすれ二百円は高いですがね。




硝子戸の中

年があけて、何とも忙しい。春までの検査のためせっせと船の修理をしている。狭いみちを材料片手にえっちらおっちら。電源は発電機からだから作業箇所と位置。汚れないように各人が重ならないような配置を段取るのも一苦労である。

おおよそ限られた作業時間を惜しむばかりに一旦身につけた防寒着と作業着を脱ぐのもためらい休憩も忘れ一目散に作業をすすめる。

塗料の硬化時間とFRPの硬化時間も相まって益々加速度的に進むのである。

作業しにくい手袋やマスクながら淡々と作業が続くのは、次回いつ作業ができるか予定がつかない不安感よりも、これを業者や専門家に任せたときの手間賃が頭に浮かぶ 助平根性からだろう。

私や父がペース配分や完成のイメージを予想しながらの作業で見通しつくが、慣れない叔父はペースが掴めずてんてこ舞い。

一応 作業前に段取りと見込みを説明するが、サラリーマンだった叔父は私らの説明を身体で把握することは、まだ難しいようだ。


成人の日の降雪は、家にカンヅメであったが 休みらしいやすみは、先日がはじめてであった。(諸事情で修理も仕事もなし)



目覚めるのは、いつもの時間ながら まだ布団にいられる幸せ。


ふと ラジオからは、平松洋子さんを紹介する中島朋子さんの声。
沢村貞子さんの献立日記から空白の四日間の重要性〜何度も手に取り贈り物としても幾人にも手渡した、夏目漱石の『硝子戸の中』の二作品を挙げていた。

沢村さんの著作が意外に多い割に私は 献立日記くらいしか目を通しておらず 改めて読みたくなる。

夏目漱石の方といったら はじめて知った作品というありさま。

早速
書店の開店を待って文庫を求める。

こころ・道草・明暗 を著した頃の晩年期に朝日新聞で連載されたエッセイ。

晩年といっても まだ40歳前後であるが、胃の病気で床に伏せているのが繰り返す日々。
書斎からの眺めの描写から次第に 飼い犬や住んだ家の回想から自らの昔ばなしへ。

当初は現世の先生呼ばわりされる疎ましさから、書斎の卓上からの空想旅行へ漂う感じが心地好く 読み進めてる。









絵画の話題で若冲がでてきた。大正時代に既に評価の対象だったのかなぁ

空想旅行が 煎餅を携えて訪ねてくる叔父、喜いちゃん、晩年の両親から生まれた末っ子の自身の思い出。硝子戸の中から縁側に出たところで、真っ白な光を浴びたような清々しさに満ち溢れているような感じだ。冒頭の鬱血したような悶々たる日々とはまるで逆転している。

頭に浮かんだ事をただ書き連ねているような漱石と一緒にうたたねをしているような気分。

こんな文章で連載を読んでいた当日の人々はどんな気持ちだったのかな?

久々丸の内。秋も深まり。

仮囲いが取り除かれ復元されてからの東京駅。
みんなぽか〜として口を半開き。天井をのぞいてます。

相変わらずのトート馬鹿ぷりを発揮し 明るいうちに仕事が終わって一目散に東京駅へ。
地下街のグランスタにむかいます。
今年のDEAN&DELUCAのホリデートートは、昨年同様 赤 緑。しかし通常のとは違いスクウェア

実物をみなければ気がすまないわけです。


今回は 小さなサイズは、小物入れで 実際使えるのは大きなサイズですねぇ。

何年か前の ホリデートートは、通常トートより割高な分 生地は厚いしポケットはあるし気合い充分でしたが、今回は 生地も薄いし 出せば買うんだろ的な消費者から少し距離が感じられ供給側の優勢がありました。

しかし ファンは甘いといいましょうか、コレクターズアイテムだからと自らのを納得させました。


丸の内から外にでました。すっかり暗く駅のファザード撮影に余念ない人々がたくさんおります。

夜のライトアップもきれいですよね。

向かいの丸ビル側は ヘルメットを被る人が多数。どうやら避難訓練のようです

丸ビルの隣のビルにあるセレクトショップかぐれ にて『エジプト塩』を購入。ナッツやらスパイスやらハーブやらが入ってる塩。

なにやら おにぎりにはピッタリと知って、ずっと気になっていたんです。

実際買う時に、店員の方はオリーブオイルと混ぜてバケットにつけてみると美味しいですよ!とすすめて下さいました。


ここまで来て三州屋さんに寄らないとは お天道様に申し訳がたちません。

まだ5時ちょいすぎ。

昼間のお姐さんと夜のお姐さんがバトンタッチしたころでしょうか。

まだ 仕事帰りの皆さんはいらしておらず、個人客がちらほら。
それでもカウンターは満席。

私は、すぐ帰ると断り調理場目の前のテーブルに就きます。

瓶ビールと注文すると『銘柄は?』と反射的に返されるのでサッポロビールと叫びます。
夏ではないから、冷えてなくてもよいのです。私はここに座っております と いう目印と意思表示の為の瓶です。

だから生ビールのグラスだと目印としてのインパクトは弱くなってしまいます。

そして ビールを運んで来たお姐さんが、今夜の私の担当とし、他のお姐さんが横を通っても注文はしません。

ビールが到着したら、カキフライ単品コール!旬のものは 注文が多いし便乗できます。それに美味しい!!


ものの数分で到着。きっと複数注文あったのでしょう。


レモンを絞り 熱々をカプリ! うま〜
ビールで鎮火!


そこで まったりしちゃいけません。すぐ帰るよと意思表示しなくてはなりません。

すかさず 私の担当さんに 鯛カブト煮コール!

『時間かかるよ』に そんなの合点承知とばかりに、はい ゆっくりお願いします!

これで 改めてカキフライを堪能します!

熱々をレモン→冷めてゆくうちに、和がらし、ソースや醤油でも楽しみます。

あまりグダグダとしているとサラダの水気を衣が吸い込んでしまうので さっと片付けます。


そうして余韻にひたりつつ サラダやお通しで 鯛カブト煮 をまつのです。

ビールをぐいっと呑むのは我慢します。私はまだここに居ますフラッグがなくならないように!


カブト煮 到着と同時に日本酒常温を頼みます。

カブトの身を一心不乱に掻き出す様子を皆さんご覧になっているのでしょうか 辺りは 鯛カブトのコールがちらほら。


骨をしゃぶりたい衝動は 抑えつつ 出汁たっぷりのスープはたまにツツ〜と味わいます!
極楽じゃ〜


こうして 深まる秋を実感するんです!

夏の風物詩 辻 和美 展@表参道 ZAKKA

梅雨前線が停滞し九州では豪雨の被害。関東も前線に南からの風が吹き込みます。

そんな悪天候で仕事もはかどらず 時間があく。

7月13日の金曜日から 表参道のZAKKAでは 恒例の辻さんの展示。

半ば諦めていましたが、初日の3時すぎに伺うことができました。
昨年が初日にほとんど作品がなくなるといううれしいかな かなしいかな の事態になり

今年は 小出しにする方式のようです。

なべつかみ展 と同様ですね。


3時頃 到着すると 昨年の殺気立つ雰囲気はなく 穏やか〜に ザッカらしい 本来の空気が流れております。

お客様はまず吉村さんと近況報告など挨拶されてから ゆっくり 展示をみています。

辻さんのトレードマーク的 ドットや切子や格子はもう売れてしまったのかな?

乳白色や透明なグレーの作品が目につく。


なかでも 私の懐具合に適す器を選ぶ。


これは 祭だから 毎年参加するキモチです。ザ 辻 和美 的 ガラスの器はまだ 手がでませんが・・・

みなさんが朝顔市やほおづき市に行くような感覚に似ているかもしれませんね。

表参道から銀座に移動。ポーラ美術館アネックスにて 市橋織江 さんの展示。

もうすぐ期日がおわりでした。


パリの風景など しっとりとしてかわいい作品。印象派の絵画を思わせます。 ピンク グリーン ブルーが引き立てあう色彩。 スーラの点描のようなさわやかさとかわいらしさがある。

過日の写真美術館にての川内倫子作品は正方形のリンコブルーはモノクロぽい

だけど市橋さんは 油絵の具を置いていったような かわいらしさがある





ポーラ美術館アネックスから程近い 三州屋さんへ。

前回いつ行ったのか忘れたくらいご無沙汰。
5時少し前で 三割程度の客入り。 出入口そばのL字カウンターの角に座る。 冬場は寒いが 今の季節は お客様同士視線が交差しない コチラの席

早川ユミ わたしの台所をつくろう。 ちくちくツアー2012@蔵前 アノニマスタジオ

あたたかくなりそうだけど、小雨で寒い。天気の変化が春を感じさせる。週末ばかりの雨は最近つづいている。
早川ユミさんの『種まきびとの台所』出版記念の全国行脚のイベント。ワークショップや作品展示。

こちらの本をまとめられた祥見知生さんの選んだ器の展示も併せての展示。
(小野哲平作品など←ユミさんの御主人)
それに高知の色んなもののオーガニックマーケットも!

蔵前駅の階段を上り、ラーメン屋さん〜幼稚園といつもの道を辿りアノニマスタジオがみえだす。窓硝子一体に白いマジックでイラストが描かれている。

もうユミさんの世界。
まだ開店したばかりか人は疎ら。二周くらいしてから、ユミさんのつくった鍋つかみを選ぶ。
ユミさんからお声かけていただく。

鍋つかみの生地とユミさんの衣がお揃い。

おさげとメガネ。

赤毛のアン はたまた ローラ インガルスってなイメージ。

いつもはシックな柄だけど今回は春をイメージしたのかなぁ!


ユミさんの作品は素朴さとちくちく運針が息づかいと人柄がにじみでています。

素敵なのだけれど、手持ちの予算を軽く超えるのでいつも手がでませんでしたが、鍋つかみは良心的価格で今回は安心して求めました。

お話しついでに図々しく持ち込んだ ユミさんの著作にサインをいただく。

うゎ〜本の中のユミさんのイメージそのまま!

暑くもないのに 汗だくで超キンチョー!!
ユミさんを知ることになった赤木明登さんの話をしました。赤木さんとの交流は、まだ漆職人になる前の編集者の頃で奥様のトコちゃんはギャラリーやっている頃からだしね〜とおっしゃってました。

ずっとお話ししていても差し支えない位のお客様の入りでしたが、汗はとまらないし恥ずかしいやらで。きっと耳まで真っ赤だったと思います。だって体中が火照るのが自分でもわかるくらいでしたから。


さ〜とアノニマを去りました。
外気がキモチよい。火照りがス〜と引いてゆきました。


ベン シャーン展@神奈川近代美術館 葉山館

前の週は、寒いながら陽か高くなるにつれポカポカしてきたが、今回は雨模様。二週続けての鎌倉です。
いつ休みになるか怪しい稼業ゆえ、時間ができたら即行動なのである。1月いっぱいで終了してしまう ベン シャーンをみに行こう〜
お弁当用に準備していたおにぎり持って。



横須賀線に乗車。川崎辺りから車内が疎らになってきたから、おにぎりパクリっ ポットのお茶 ズズっ。

北鎌倉から鎌倉はなだらかなグラデーションになっているのに逗子はまた別物なカンジです。

逗子着 ロータリーのバス停にならぶ。

美術館へは、こちらのバス停ですか?と尋ねる方が多数。

満席のバスは出発。
『やっぱり あれね昨日の 日曜美術館 でやっているからかしら』などとヒソヒソ話の傍ら、舌足らずな女性の喋り方と音圧に場違いな違和感が漂う。

あんな程度でイライラしている自分を自覚できるほど疲労感がある。
昨日の王子駅火災やさくら新道あれからどうなったろう。。。などとイライラしながらバスに揺られながら思い浮かべる。



はじめての葉山館です。
入場券売り場には、今朝早く新幹線で来た旨を伝える紳士。

期限が近いし雨模様だから、興味本位で来られる という方はあまり見受けられない。

何だか60年代70年代に青春を過ごした方々が多い気がする。

ファッションも個性的でかわいい方が男女問わず目をひく。

私は あのちょっと寂しい感じの画風に吸い寄せられた口だけど、なになに レタリングの技術や線描の緊張感あと写真の視点。

画家というよりイラストレーターでありジャーナリストであり職人であり マルチメディアを駆使されているんですね〜。

なかでも見とれたのが、彼が想像したアルファベットの連作。

あるフロアでは1984年当時の日曜美術館のベン シャーン特集再放送している。

国井雅比古アナと浜 美枝さんとの司会コンビ に 山藤章二さんがゲスト。凄い色気がある。モテたんだろなぁ〜などと思ったり思わなかったり。

各フロアを巡り 再度気に入ったフロアをじっくりと。

美術館はやはりひとりに限ります。



満足感いっぱいで、再び逗子駅へ。
雨は段々とやんできている。
バスの窓からは、
雪化粧した富士山がど〜ん!! 曇っているが、その存在感!
千葉からの見え方とは比べものにならない迫力。

マリーナのヨット 海沿いのロイヤルホストなど さぞ眺めが良かろうね。

駅に近づき川沿いの見覚えのある光景。

そうかcoyacafeがあった場所だ あのファザード。 きれいにペイントし直しているが 確かにそうだ。
気づいた時には、既に通り過ぎてしまった。
一体 どんなお店になっているのかな?

かつての タイルや三和士の床 我が物顔のネコ。を思い出した。

駅に到着する頃には、すっかり雨はやんでいた。
ロータリー交差点のそばに『つ久志』という食堂。
なんだかよさげな感じだ。
ガラガラ〜と引き戸から中を伺えば 全うな食堂!

狂いはない!

カウンター 奥にはグループがご機嫌だ。

ブツ定食を注文し ビールと刺身ではじめる。カウンターの中の板さんは 若くキビキビと動き見ていて 飽きない。焼き物とフライヤーを気にしつつ、刺身を盛る。

みそ汁をセットしたタイミングでカウンターの逆サイドにご飯の指示。無駄がない。

夜も来てみたいなぁ

さっきからお姉さんが2階へ忙しい。
なにやら 地元学生の貸し切りのようだ。下まで伝わる熱気は運動部に違いない。

ビールにはじまり 板さんを肴に、日本酒に変えようかと思った矢先に次から次へと お客様がいらして満員。
仕方なく席をたつ。

まあ いいさ 居酒屋グリーンでもするか!

帰りは、長い居酒屋グリーンとなったが結果オーライとしよう途中、人身事故で1時間も足止めを食ったが、ゆっくりとグリーンを満喫し家路へ。